漆器の種類別おすすめランキング|初心者でもこれさえ読めば贈り物も安心

「漆器を使ってみたいけれど、どれを買えばいいのかわからない。」

漆器という名称は聞いたことがあっても、ネットで検索したり、お店に足を運んでみたりするけれど、どういう風に選んでいいのか難しいですよね。

また、「漆器の専門店にいくにはちょっと知識不足でハードルが高そうだな。」

そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

わたし自身も、プレゼント用に漆器を買いたいと思ったのですが、値段は様々なうえ、専門店に行くと気がひけてしまう、そんな経験をしました。

今回は、そんな方のために初心者でもわかりやすいよう、おすすめの漆器について丁寧に解説しています。

本記事では、漆器の選び方と、自分用にもプレゼント用にも使える漆器をランキング形式でご紹介します。 shikki

漆器とは?

「漆器」と聞いてどんなものを思い浮かべますか?

漆器は、木や紙に漆を塗り重ねて作られる工芸品です。

狭義には、「漆を塗った食器」のことを指しますが、食器に限らず漆塗りの加工が施されたものを漆器と呼びます。

またことばの由来として、一説では「麗しい(うるわしい)」が転じて漆になったと言われています。 shikki_tree

※漆の樹液を採集している様子

 

漆器の特徴

 

丈夫で長持ち

最古の漆器は福井県(鳥浜貝塚)で出土した、約1万2600年前の櫛です。

1万年以上も漆塗りが施された状態で土の中に眠っていたのですから、一生ものであることは間違いないですよね。

 

いいものを長く使いたいという方におすすめです。 自分の世代だけでなく、親から子へ、子から孫へと十分に受け継ぐことができます。

 

使い込むほど光沢が出る

長く使えば使うほど、光沢が出るのが漆の魅力です。

通常の木製品は長く使うと色がはげてきたり、退色してしまったりするものが多いですが、漆器は不思議な素材で、長く使うほど、独特の光沢が出てきます。

実際に、私も2つの漆器のお椀を並べられて、どっちが新品か当てられませんでした。

そんな風に、育てる楽しみが湧いてくる器です。  

 

保温性が高い

陶磁器に比べ、断熱性が高く、中身を温かく保ち、手で持つ時には熱くない、中身のお味噌汁にも使う人に優しい仕様になっています。

 

口当たりがいい

漆器は使うことで、さらなる魅力が増します。

中でも、使ってすぐにわかる魅力が「口当たりのよさ」。 自然由来のもっちりとした質感は、陶磁器やガラスでは感じられない、温かみのある感触です。

温かいお味噌汁を飲む時に、冷たい食器が口に触れるなんてことはありません。  

よい漆器の見分け方

せっかく漆器を買うのですから、使い心地のいい漆器を見つけたいですよね。 しかしながら、パッと見ただけでは分かりづらい、漆器の見分け方をお教えします。  

素材は何を使っているか

もっとも長持ちする、使いやすい漆器を選ぶなら「天然木」と表記されているものを選びましょう。

天然木は、柔らかい質感を楽しめ、もっとも長持ちする素材です。

他にもお手頃価格のものは、プラスチックを使ったものがありますが、やはり耐久性は劣ります。  

漆の塗料は何を使っているか

漆塗りの器には、主に「うるし塗装(本漆)」「カシュー塗装」「ウレタン塗装」の3つがあります。 どれがいい悪いではありませんが、長持ちするものや、人に贈るものであれば「うるし塗装」の表記があるものを選びましょう。

使い始めの頃は、漆独特の臭いが気になりますが、使っていくうちに消えていきます。  

一方で、カシュー塗装やウレタン塗装は天然成分以外のものも含まれる合成樹脂と呼ばれるものです。 質感や耐久性ではうるし塗装に劣りますが、お手頃価格で、食洗機にかけられたり紫外線に強かったりと、日々のお手入れがしやすいことが特徴です。

高くても、漆を育てる感覚を楽しみたいという方は「うるし塗装」を、気軽に漆器デビューをしてみたいという方には「ウレタン塗装」「カシュー塗装」がおすすめです。  

値段はどれくらいか

もっとも高級だとされている輪島塗の漆器は、汁椀の相場が約1万円です。

職人さん手作りの一点もので、一生使うことを考えると、そんなに高くないのではないでしょうか?

また、産地によっては3000円前後でいい漆器を買うことができるところもあるので、お店で聞いてみるのもいいかもしれません。

代表的な産地としては、「木曽漆器(長野県)」ならうるし塗りの漆器をお手頃価格で買うことができる狙い目です。  

漆器のおすすめランキング

1位 まずはチャレンジしやすい「箸」がおすすめ

わたしも初めての漆器はお箸でした。

チャレンジしやすかった理由としては、「お手入れが楽なこと」です。

お椀に比べてすぐに乾き、水気をさっと拭き取ることができるので、あまり抵抗がありませんでした。

また、手が出やすい価格で、うるし塗りのものが買えたことも決め手でした。

また、その日、漆器のお箸で食べたご飯は格別においしく感じました。

手軽にご飯を格別にするなら、お箸からチャレンジしてみるのがおすすめです。  

品質がいいものを、お手頃価格で「輪島うるし箸 天然漆 桐箱入り」

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本物の漆器を使うならこちらがおすすめ。

高いものを探せば、2万円を超えるようなお箸もありますが、普段使いなら、3000円前後で買えて、天然木とうるし塗装で間違いのない、こちらのお箸がいいでしょう。

また、ご両親への感謝の気持ちやお誕生日プレゼントに贈る際にも、気を使いすぎないお値段が嬉しいですね。

漆が美しいのはもちろん、石川県で取れた純金粉・純金箔があしらわれており、このうえない満足感の得られる一品となっています。

価格:¥3,240

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溜塗という技法で透明感のある色合い「Kasane 越前塗箸 檜 八角」

shikki_hashi_tamenuriこのお箸の特徴は、透明感があることです。

 溜塗(ためぬり)といって、透き漆という漆を使って仕上げた一品です。 実際に手に取ってみるとわかるのですが、下の層が透けて見えます。

よって、黒い漆器ですが、色がカチッとしすぎず普段使いしやすい優しい色合いになっています。  

価格:¥2,474

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2位 お味噌汁をおいしくいただくなら漆塗りの「汁椀」

漆器といえば、すぐにイメージが湧くのは汁椀ではないでしょうか?

普段から馴染みのあるお椀ですが、最近はプラスチックのものが増えてきました。

しかしながら、プラスチックにはない、漆器ならではの魅力があります。 「保温性と断熱性」がもっとも高いのが漆器の汁椀です。

温かいものを温かいままで、手で持っても熱くない、漆器ならではの特徴ではないでしょうか。

また、口に触れるときに、温かいお味噌汁を飲もうと思っているのに器が冷たいとおいしさも半減してしまいますよね。

漆器なら、口に触れるときまで温かさを保ち続けます。

もっとも人肌に近いとされている素材で、毎日のお味噌汁を特別なものにしてみませんか?  

ずっと触れていたくなる「輪島キリモト 小福椀 中 黒」

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石川県で200年以上、「木と漆」に携わってきた桐本家の輪島キリモトから、肌馴染みがよくずっと触れていたくなる漆器です。

輪島の珪藻土と漆を掛け合わせた堅牢な仕上がりのため、キズがつきにくいので日常の食卓で幅広くお使いいただけます。

独自に応用した蒔地技法で、表面の強度が高く、金属のスプーンを使っても傷がつきにくいのが特徴です。

品質は劣らず、機能性は高く、漆器では難しい両輪を兼ね備えています。

少し小さめの直径10.6cmなので、お味噌汁椀としてはもちろん、吸い物椀として使いやすい大きさです。  

価格:¥16,200

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漆器といえばこの光沢感「お椀や うちだ 真塗り椀 赤」

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漆器といえばこの艶やかな質感。

天然木(ミズメザクラ)と本漆を使用しているにも関わらず、1万円を切るお椀です。

また収納時にも安定感をもって重ねられるような工夫が施されています。

自分用にはもちろん、ギフトボックスに入っているので贈り物としてもぴったりです。

価格:¥9,180

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3位 ご飯を温かくつややかに保つ「飯椀」

 

ふたつきでご飯を艶やかに保つ「段付飯器 漆溜内黒」

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定食で出てくるような飯碗です。

ご家庭では、炊飯器で炊けたご飯をわざわざおひつに移すことはないかもしれません。

しかし、ご飯が炊きたての間に炊飯器から出してあげることでふっくらとした米つぶを保つことができます。

そこで登場するのがこちらのふたつきの漆器。

炊きあがりのご飯は普通の炊飯器だと大抵は表面が少し水っぽくて柔らかで、うま味成分が湯気と共に抜けていってしまいます。

そんなご飯の劣化を防いで、おいしく保ってくれる漆器の飯碗は一度使うとやめられません。

価格:¥4,019

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お手頃価格なら紀州漆器がおすすめ

「本格的なものじゃなく、お手入れも簡単でお手軽なものはないの?」

という方には、食洗機OKの漆器をご紹介します。

紀州漆器といって、和歌山県で生産されている、大衆向けに開発された漆器です。

昔、貴族だけが使用していた漆器を、もっとたくさんの人に使って欲しいという思いから手軽に扱える漆器がたくさん開発されました。

お値段がお手頃な理由は、うるし塗ではなく、カシュー塗や合成樹脂を使っているからです。

逆にカシューや合成樹脂のいいところは、赤や黒だけでなくカラフルな色が出せたり、木製品以外にも応用が効くことです。

かわいい柄の漆器を楽しみたいという方には、紀州漆器がおすすめです。   kishushikkiマットな質感で安っぽく見えないこちらの漆器は、なんと1000円以下。

家族分やお客様用にいくつか揃えておくのもいいですね。

 

カスタマーレビュー

黒色の椀がほしくて、なかなかみつからずこちらで購入。ツヤ消しタイプなので、手垢も気にならず。ただ、重ねるとひっついて取れにくいのが難点。見た目は気に入ってます。

  価格:¥961

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こんな柄の漆器も、紀州漆器ならではのおしゃれな柄です。

赤・黒・金のようなイメージがある漆器ですが、ポップな柄ならトライしやすいですよね。

父の日のプレゼントにもぴったりです。

価格:¥4,590

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ワイングラスにも漆が使われているんです。

海外へのお土産にもぴったりで、斬新なデザインも喜ばれそう。

ぜひ海外出張やご旅行の際には漆器のワイングラスを手土産にいかがですか?

価格:¥5,400

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はじめての漆器Q&A

はじめて漆器を購入するという方も多いのではないでしょうか? そもそも漆器のお手入れはどうすればいいのか、かぶれたりしないのか、などよくある質問をQ&A形式でご紹介します。  

Q.漆器はかぶれると聞いたのですが、大丈夫ですか?

A.製品である漆器を購入いただければ被れることはまずないと思います。またカシュー塗りやウレタン塗りなどの合成漆器は漆を使っていないのでかぶれる心配は一切ございません。  

Q.漆器は食洗機で使えますか?

A.食洗機には基本使用できませんが、一部ガラスコーティングやペット樹脂という特殊プラスチック製品であれば使用可能なものもございます。メーカーにお問い合わせください。  

Q.漆器は食器乾燥機にかけられますか?

A.漆器は急な湿度変化に弱いため、乾燥機に関しては使用をやめていただく方が無難です。  

Q.漆器は水につけっぱなしにしても大丈夫ですか?

A.木製品はカビなどの原因になるため、水につけっぱなしはやめたほうがいいです。プラスチック製品であれば問題ございません。  

Q.漆器は修理できますか?

A.漆器の修理は可能ですが、状況によってはできるもの、できないものなど出てくるかもしれません。 一度ご相談いただければと思います。    

このQ&Aを監修していただいた漆器屋さん

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山家漆器店 室町時代より続く紀州漆器産地において塗り屋として創業(1950年)。現在3代目の山家優一(やまがゆういち)が営業・企画し、企業様とのコラボや海外への展示会へのトライなど漆器の新たな可能性を展開中。  

まとめ

✔️よい漆器は「素材」「塗料」「値段」で見分けよう

✔️はじめての漆器にはチャレンジしやすいお箸がおすすめ

✔️お手頃価格でバラエティに富んだ漆器なら紀州漆器を選ぼう

 いかがでしたか?

自分用にも贈り物にも、ちょっと奮発して上質なものを取り入れてみるのもいいですね。

これをきっかけに、ぜひ漆器のある生活を楽しんでみてくださいね。