コーヒーをドリップするための器具はたった4つ!使い方までわかりやすく解説

「お家でカフェのようにコーヒーをドリップしてみたい。だけど、何から揃えればいいんだろう?」いざ、自分でやってみようと思うと、いろんな器具があって悩みますよね。そんなあなたに、元バリスタの筆者が、必要な器具をおすすめ順にご紹介します。

 

また、器具だけでなく、簡単で本格的にできる、おいしいドリップコーヒーには欠かせないお豆の選び方から淹れ方までをていねいにわかりやすく解説していきます。ドリップのきほんを抑えて、しあわせなコーヒーライフのお役に立てれば幸いです。




1.ドリップコーヒーを淹れるためのきほんの器具

必要な器具は4つ。まずは、それぞれを簡単にご紹介します。

 

✔ドリッパー
カップ型で、底に小さな穴があいたもの。コーヒーフィルターをセットするために使います。
✔コーヒーフィルター
コーヒーを抽出するときに、コーヒーの粉を濾すもの。
✔コーヒーサーバー
ドリッパーの下にセットし、ドリップされたコーヒーを一旦溜めておき、カップに注ぐための道具。
✔ドリップポット
お湯を注ぐために必要な細口のやかん。

2.おすすめの器具と選び方

2-1.ドリッパー

▪︎穴の数
ドリッパーには、底の穴が1つのものと3つのものがあります。
1つのものは、ゆっくりと濾されるので濃いコーヒーができます。
3つのものは、早く濾されるので薄めに入ります。
初心者の方には、比較的安定した味で淹れられる3つ穴がおすすめです。

 

▪︎形
次に、形状の比較です。
台形/喫茶店で飲むようなしっかりとしたコーヒーを飲みたい方におすすめです。
円錐形/キレのあるすっきりとした味わいのコーヒーが好きな方におすすめです。理由は、お湯が触れる面積の違いです。台形はお湯が触れる面が多いため、濃いめのコーヒーになります。円錐形はお湯がまっすぐ下に落ちるので抽出時間が短くなり、すっきりした味わいになります。

 

▪︎素材
個人的には、素材はほぼデザインの好みといったところでしょうか。

 

プラスチック製/軽くて扱いやすいですが、劣化が激しいので何度か買い替えが必要になります。まずは手軽に、という方におすすめです。
陶器製/おしゃれですが、割れる心配があります。デザインにこだわりたい、という方は陶器一択でもいいくらい。
金属製/熱伝導がいいため、コーヒーの温度を一定に保ってくれます。他の素材に比べて、高価なものが多いです。

 

▪︎おすすめのドリッパーはこちら
<はじめてのドリッパーにはこれ>
もっとも扱いやすく、安定した味で抽出できる3つ穴。
特にこれと言ったこだわりがない場合は1つ持っておくことをおすすめします。

<ドーナツ形がかわいい>
置いておくだけでもかわいい「ドーナツ」形のドリッパー。木と陶器のバランスが心地よい空間を生み出してくれます。

2-2.コーヒーフィルター

フィルターには、紙(ペーパー)タイプと布(ネル)タイプがあります。それぞれの特徴を説明していきます。

 

▪︎ペーパー
使い切りなので、お手入れに手間がかかりません。「スッキリ」「クリア」な味わいがお好きな方に。

 

▪︎ネル
最もおいしい抽出方法として、コーヒー愛好家の方に好まれています。少し手間はかかりますが、くり返し使えてエコなアイテム。「まったり」「まろやか」な味わいを楽しみたい方に。

2-3.コーヒーサーバー

コーヒーサーバーには、単体のタイプと、カラフェというドリッパーとサーバーが一体になったタイプの2つがあります。

 

▪︎サーバー(単体)
一般的によく見るのは、この形ではないでしょうか?注ぎ口が付いており、カップに注ぎやすいのが特長で。シンプルな作りで、お手入れもしやすいかたちです。

 

▪︎カラフェ
海外のカフェにありそうな、おしゃれなデザインが一番の魅力。1つで2役なので、まだドリッパーをお持ちでない方は、こちらを購入するのがコスパもよくおすすめ。

 

▪︎ おすすめのサーバーはこちら
<使い込むほど自分色に>
木製のハンドルは、誰が何年使うかで全く色味が変わってきます。
長く使うことを考えると、ちょっといいものを買っても損はないでしょう。

 

<おしゃれなカラフェで海外カフェ気分>
ケメックス コーヒーメーカー 6カップ用 
ドリッパーとサーバーが一体になったカラフェタイプならケメックスがおすすめ。使うだけではもったいない、目でも楽しめるオブジェのようなアイテムです。

 

<実験室のビーカーみたい>
KINTO[キントー] コーヒージャグ
どこか懐かしい理科室にありそうなコーヒーサーバー。コーヒーも毎日ドリップしていると、どこか実験のような楽しさを味わえます。

2-4.ドリップポット

Macro of a metal teapot spout in front of a green wall

ドリップポットはケトルとも呼ばれ、各社からいろんな形のものが発売されています。選び方のポイントは3つ。

 

▪︎注ぎ口/初心者の方は、まず「細口タイプ」を選びましょう。
お湯の量を簡単に調整できるので、先が細いタイプがおすすめです。

 

▪︎容量/1~2杯なら700ml、3~4杯は1L。
少量のコーヒーを入れるために、大きいものを使用してしまうと、重くてうまくお湯が注げません。「大は小を兼ねる」という考え方もできますが、できれば適切な容量のものを選びましょう。

 

▪︎素材/すぐにお湯が沸く「ステンレス」「銅」、保温に適した「ホーロ」
3つの素材から選べます。
直火にかける場合は、すぐにお湯が沸く「ステンレス」や「銅」を。
たくさんの量を淹れる場合は冷めにくい「ホーロー」がおすすめです。
あとは、デザインが好みのものを選んでしまってかまいません。

▪︎おすすめのドリップポットはこちら 
<まずはこれを使えば間違いない>
F-RANCE コーヒードリップポット
直火にかけられるタイプのポットです。ステンレス製で耐久性に優れ、まずはじめの1つとして持っておくには間違いないでしょう。

<スタイリッシュで使い勝手も抜群>
BALMUDA[バルミューダ] 電気ケトル
おいしいコーヒを「今」飲みたいに応えるコードレス電気ケトル。わずらわしい手間が省けるので、簡単に本格コーヒーが味わえます。 

<日本製で和室にも合うポット>
宮崎製作所 ドリップポット 400ml
畳の上でカステラとコーヒーなんていう組み合わせもいかがでしょうか?和室にも合うデザインのドリップポットは、コーヒーを楽しむ幅が広がりそうですね。

3.ドリップの手順

いざ、器具が揃ったら、コーヒーおいしくドリップしてみましょう。

 

①お湯を沸かす。
お湯を沸騰させます。ただし、適温は90℃。沸騰したてのものを注ぐと苦味が出てしまうので、約5分ほど冷ましましょう。
お湯の適量:1杯につき140cc

 

②豆を計り、中挽きで挽く。
お湯を沸かしている間に、適量を計りましょう。(苦いのが苦手だからと量を少なくしてしまうと、逆に嫌な酸味のあるコーヒーになってしまいます。)

その後、「中挽き」で豆を挽きます。お店で購入する場合も、「中挽き」と注文すればOKです。

※豆は挽いてから24時間以内がおいしさを保てる目安の時間です。

③コーヒーフィルターに豆をセットし、お湯を注ぐ。
豆の量は、まず、1週目は「蒸らし」という作業が必要です。お湯を注いで30秒ほど待ってから、2週目、3週目と注いでいきます。

 

④最後の一滴まで注がないように、フィルターを外す。
ドリップコーヒーは最初の1滴が最もおいしく、最後になるほど雑味や苦味が出てしまいます。最後の1滴が落ちるまで待たず、さっとフィルターを外してしまいましょう。

 

⑤カップに注ぐ。
お気に入りのマグカップにコーヒーを注ぎましょう。事前にお湯を入れてカップを温めておくのがおすすめです。

4.お豆の選び方

最後に、せっかくなのでおいしいお豆の選び方も伝授します。お豆を選ぶ際のポイントは「深み」「酸味」「苦味」の3つを抑えておけば間違いないでしょう。
A person with a tattoo on his arm holding coffee beans in his hands

 

深み:カフェオレには「深煎り」ブラックには「浅煎り」がおすすめ。
深煎りは味が濃く、まろやかなミルクとの相性が抜群です。
浅煎りはすっきりとした味わいで、紅茶好きの方にもおすすめです。軽い口あたりで飲みやすく、朝の1杯に人気です。
酸味:おいしい酸味はフルーティーな味わい
日本人は、酸味が苦手だという話をよく聞きます。それは、貿易が発達していなかった頃、時間が経ってしまい酸化したコーヒーを飲んでいたからではないかという説があります。
日本の喫茶店で飲むような味は「酸味が少ない」もの。サードウェーブコーヒーと呼ばれる、スターバックスコーヒーやブルーボトルコーヒーで提供されるものは「おいしい酸味が特徴」のお豆が多いです。
苦味:ダークチョコレートのような味わい
苦味の強いものは、コーヒー初心者の方には敬遠されがちですが、甘いナッツ系のタルトや生クリームを使ったケーキなどと一緒に飲むとおいしさがひきたてられます。

5.まとめ

✔器具は「ドリッパー」「コーヒーフィルター」「コーヒーサーバー」「ドリップポット」の4つ

✔お湯や豆の量は「適量」を守っておいしく

✔お豆選びにも挑戦してみましょう

 

いかがでしたでしょうか?意外と必要な器具はシンプルですよね。あとは、練習あるのみ。またコーヒーは、慣れてくると繊細な味や香りの違いもわかってきて、とても奥の深い飲み物です。ただ、一番のおいしさのポイントは「味わおう」という気持ちです。丁寧に淹れたコーヒーで様々な「おいしい」を感じてみてくださいね。この記事が、楽しいコーヒーライフのお手伝いになれば幸いです。